月が導く異世界道中(2)【感想】

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もともとは『小説家になろう』で連載していたが、書籍化&なろうの規約変更で『アルファポリス』へ移籍したあずみ圭さんの著書。

書籍版の2巻を読了したので感想まとめ(ネタバレあり)。

 

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あらすじ

薄幸系男子の大人気異世界ファンタジー、待望の第2巻!!

早くも累計6万部!薄幸系男子の異世界成り上がりファンタジー、待望の第2巻!

魔物達が跋扈する、過酷な「世界の果て」横断の旅を終えた真。商人としての第一歩を踏み出すため、街を仕切る大商人、レンブラントとの接触を試みるが、彼の家族が凶悪な「呪い」をかけられていると聞かされて――。

面倒事を引き寄せる残念風雲児、深澄真の苦難はまだまだ続く!! 住人達よ、奮起せよ!

亜空No.1を決める格闘大会を描いた特別書き下ろしも収録!

―アルファポリスの商品ページより

 

項目点

文章 6点
ストーリー 6点
独自性 6点
キャラ 6点
満足度 5点

合計:29点/50点満点

 

感想

僻地を抜け出して、ツィーゲという大きな街にたどり着いた主人公一行。

道中で、珍しく出現していたレアモンスターを倒したところ、ギルドでそのモンスターの素材が緊急依頼として募集されていたというご都合展開(笑)

依頼主は街の有力者であり、大聖人のレンブラントで、妻子にかかっている呪いを解くために、レアモンスターの素材が必要だった。

街について素材を渡して呪いを解呪したところで本作は終了。

……短い。

300ページ中の200ページを占めているはずなのに、読んだ感が無い。

残りの100ページのうち、50ページが主人公同様に召喚された勇者2名の話、50ページが亜空(従者の1人が作り出した亜空間。辺境で苦労している亜人を移住させて1つの街を作っている)における格闘大会。

亜空に徐々に移住している亜人同士でガチバトルかと思いきや、「こんなイベントを始めたらわりと大成功でした~」と、こちらもあっさり風味。

 

総合評価

【B】

1巻に引き続き、全体的に淡々と物語が進行していく。

徐々に伏線も増えてきているので、回収とともに面白さが増していくはず……(多分)。

月が導く異世界道中 | ファンタジー小説
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始め...

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