もともとは『小説家になろう』で連載していたが、書籍化&なろうの規約変更で『アルファポリス』へ移籍したあずみ圭さんの著書。
書籍版の1巻を読了したので感想まとめ(ネタバレあり)。
あらすじ
第5回ファンタジー小説大賞読者賞受賞作、待望の書籍化!
アルファポリス「第5回ファンタジー小説大賞」読者賞受賞作!!
薄幸系男子の異世界成り上がりファンタジー!平凡な高校生だった深澄真は、両親の都合により問答無用で異世界へと召喚された。しかもその世界の女神に「顔が不細工」と罵られ、最果ての荒野に飛ばされてしまう。
人の温もりを求め荒野を彷徨う真だが、出会うのはなぜか人外ばかり。ようやく仲間にした美女達も、元竜と元蜘蛛という変態&おバカスペック……
とことん不運、されどチートな真の異世界珍道中が始まった――!!
―アルファポリスの商品ページより
項目点
文章 | 6点 |
ストーリー | 5点 |
独自性 | 7点 |
キャラ | 6点 |
満足度 | 5点 |
合計:29点/50点満点
感想
地球の神に出会って事情の説明を受けた後、召喚先の女神に会ってみたら「あんたブサイクだから加護もやらないし世界の果に飛んでね」と塩対応。
地球の神様はすごくいい人で、「勇者は別で召喚されたっぽいし、新しい世界で自由にして良いよ」とお墨付きをもらった主人公は、のんびりと異世界を旅することに。
地球の神の加護がめちゃくちゃ強力なため、基本的には「俺TUEEE系」。
異世界召喚を受けたときにもらえる言語理解が「人間の言葉だけは聞いたり話したり出来ない」等、面白そうな設定が散りばめられている。
ただ、まだ序盤だからか物語の展開が唐突で、旅の目的がいまいちはっきりせずに時々置き去りになることも。
他で召喚された地球人との出会いや、カンストに近い主人公や仲間の強さに対して、どうやって物語を盛り上げていくか(ピンチを演出していくか)など、今後の展開に期待
総合評価
【B】
2017年1月10日現在、すでに10巻まで発刊している=それなりの数のファンがいることを考えると、今後、どんどんおもしろくなっていくものと予想。
第1巻だけでは、「あれ?これで終わり??」となるかもしれないので、ある程度、Web連載版を読んでみてから購入することをおすすめする。

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