とあるおっさんのVRMMO活動記(9)【感想】

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もともとは『小説家になろう』で連載していたが、書籍化&なろうの規約変更で『アルファポリス』へ移籍した、ほわほわさんの『とあるおっさんのVRMMO活動記』の9巻を読了したので感想まとめ(ネタバレあり)。

 

 

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あらすじ

冴えないおっさん in VRMMOファンタジー第九弾!

シリーズ累計35万部突破! 冴えないおっさんによるVRMMOファンタジー第九弾!

人魚や妖精との交流に勤しむ、「アース」こと会社員・田中大地。懐かしい再会や新たな出会いの日々の中、いよいよファンタジーの王道であるエルフの森が実装された。

偶然出会ったエルフの美女とPTを組んだアースは、未知の冒険が待ち受ける秘境を目指して旅に出る――川へ森へと縦横無尽に駆け巡り、おっさんとスペシャル探検隊は今日も我が道を行く!

―アルファポリスの商品ページより

 

項目点

文章 6点
ストーリー 8点
独自性 6点
キャラ 6点
満足度 8点

合計:34点/50点満点

 

感想

物語の前半は、2巻でちょっとだけ出てきた爺さんプレーヤーのシルバーの仲間、タンカー役のロックとパーティープレイを楽しんだり、妖精NPCの友人ゼダンのお見舞いに行ったりとのんびり進行。

ワンモアの世界では、ある程度特化したスキル構成じゃないと、最上位のスキルを取れない仕様になっているが、主人公アースは弓・魔法・盗賊・生産と様々なスキルに手を出している。

これをハイブリット型と呼ぶが、本巻においては、このハイブリット型としてうまく立ち回るアースの戦闘技術が際立っていた。

 

そして後半は、新しく実装されたエルフの森へ。

お約束というか、人災の相の出番というか、どのプレーヤーよりも早く美人のエルフ(NPC)とパーティーを組んじゃうアース(笑)

 

サハギン族の村の襲撃事件に出くわしたり、エルフの村に到着したと思ったら普通は会わせてもらえない聖樹のところに連れて行ってもらったり。

ピカーシャに引き続き、でっかいもふもふ要員も仲間に加わり、ほのぼの展開が加速中。

 

ちなみに、聖樹を初めて訪れた者には、願い事を伝えることができるのだが、主人公アースが願ったものに拍手!

今後の展開がとても楽しみになった(笑)

 

あと、【願いの弓】に裏話がありそうなことが発覚して、こちらも目が離せない。

 

適度にイベントをはさみつつ、のんびりゲームを楽しむ様子に癒される大満足の1冊だった。

 

総合評価

【A】

派手な戦闘は無いけれど、ちょこちょこイベントを繰り返す「探検隊」がとてもおもしろかった1冊。

本格的な探索は次巻以降ということで、継続購入がおすすめの1冊と言えるだろう。