とあるおっさんのVRMMO活動記(7)【感想】

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もともとは『小説家になろう』で連載していたが、書籍化&なろうの規約変更で『アルファポリス』へ移籍した、ほわほわさんの『とあるおっさんのVRMMO活動記』の7巻を読了したので感想まとめ(ネタバレあり)。

 

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あらすじ

冴えないおっさん in VRMMOファンタジー第七弾!

シリーズ累計24万部突破! 冴えないおっさんによるVRMMOファンタジー第七弾!

二度目の「龍の儀式」に挑むため、再び龍の国を訪れた「アース」こと会社員・田中大地。やんごとなき事情から二が武の街にある宿の美人女将、そしてギルド『ブルーカラー』のメンバーと同道することになりつつ、六が武を目指す冒険が始まる。

しかしその途中、恐るべき超レア隠れボスが現れたことで、一行は全滅寸前のピンチに陥ってしまう――雨にも負けず風にも負けず、おっさんは今日も我が道を行く!

―アルファポリスの商品ページより

 

項目点

文章 6点
ストーリー 7点
独自性 7点
キャラ 7点
満足度 7点

合計:34点/50点満点

 

感想

「龍の儀式」に再挑戦するため、龍の国を再び訪れた主人公アース。
相変わらずにイベント体質(人難の相)で、NPCの護衛依頼が発生したり、低遭遇率にも関わらず激強のフィールドボスにエンカウントしたりと忙しい。
というか、「人難の相」が変化するとか、弓が進化するとか、一気に別ゲームのようになってきている。
また、ゲーム世界における大型アップデートで新たな能力が開放される。
それは「変身」。
特化型と汎用型の2種類があるが、主人公が選択したのはロマンを求める特別枠。
龍の試練と合わせて、シリーズトップクラスの熱い戦いが展開する。
「志を口にしたのならば、言葉相応の結果を自らの行動で示さなければならない!そうしなければ、俺の目の前で厳しい戦いを乗り越えたアイツにも、胸を張ってまた会えなくなる!」
時々出てくる、ガチバトル系のヒーローのようなセリフが楽しみで仕方ない(笑)。
また、個人的に印象的だったのが、プレーヤーの1人がNPCの女性に告白するシーン。決まったセリフを繰り返すだけのデータではなく、高性能AIを積んだNPCはまさに生きている人に同じ。
もし本当にそんなゲームがあったら、草食系男子がこぞってゲームに没頭し、少子化街道まっしぐらな気がしなくもない……。
(ストーリー的には、カザミネというプレーヤーキャラクターの心の成長を描く、地味に感動系のお話)

 

総合評価

【A】

主人公単体のバトルで、しかも激アツのセリフが聞けるのは、3巻のドラゴン戦に続いて2回目。

熱いバトルシーンが好きな人にはおすすめの1冊と言えるだろう。