とあるおっさんのVRMMO活動記(5)【感想】

スポンサーリンク

もともとは『小説家になろう』で連載していたが、書籍化&なろうの規約変更で『アルファポリス』へ移籍した、ほわほわさんの『とあるおっさんのVRMMO活動記』の1巻を読了したので感想まとめ(ネタバレあり)。

 

スポンサーリンク

あらすじ

冴えないおっさん in VRMMOファンタジー第五弾!

累計15万部突破! 冴えないおっさんによるVRMMOファンタジー第五弾!

新型VRMMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」における新エリア「龍の国」も後半戦へ。名高き双龍に実力を認められた「アース」こと会社員・田中大地は、双龍の片割れ・雨龍にしごかれつつ、クリアした者に大きな力を与えるという「龍の儀式」へと到達する。修行も終えていざ……と思いきや、ある条件がきっかけで、攻略難度は想定外の特別モードに大変動!?

浮世の風に吹かれようと、おっさんは今日も我が道を行く!

―アルファポリスの商品ページより

 

項目点

文章 6点
ストーリー 7点
独自性 6点
キャラ 6点
満足度 7点

合計:32点/50点満点

 

感想

龍の国の後半となる四〜六が武を旅するとともに、「龍の儀式」へ参加する準備を整えていく。

前巻の最後でしばらく一緒に行動することが決定した雨龍と修行をしたり、リアルだけでなくゲームの中でも仕事をさがしたりと、龍の国のそれぞれの街の特徴に合った過ごしかたをするアース。

 

一方、本巻におけるキーキャラクターは、同じく前巻で登場したNPCのゴロウ。

一度龍の儀式に挑戦したが、手酷く失敗して腐っていたゴロウを焚きつけたのが主人公だったので、ともに試練を受けることになる。

龍の化身とのバトルは、おっさんだからこそ選ぶことのできた選択に拍手。ゴロウには本当に頑張って欲しい。

戦闘シーンの展開はもちろん、結果に至るまでしみじみと納得できるもので大満足。

 

また、シリーズを通して語られる「NPC」の立ち位置も興味深い。

明らかになにか秘密がありそうな「ワンモア・フリーライフ・オンライン」というゲームと、そこに住む人達(NPC)。

NPCだけが見れる掲示板があったり、とあるキャラクターの独白というか、心のうちを垣間見ることができたりと、まさに1人1人のキャラクターとして生きる姿が想像できて、「ぜひ一度プレイしてみたい!」と思わせられる。

 

 

総合評価

【A】

戦闘シーンの割合は少ないが、重要なキャラクターの転機となる巻でもあり楽しめた。

最後の最後、妖精の国での戦争が開始されるとの告知があり、次巻においては戦闘シーンを楽しめるのではないかと期待。