とあるおっさんのVRMMO活動記(2)【感想】

スポンサーリンク

もともとは『小説家になろう』で連載していたが、書籍化&なろうの規約変更で『アルファポリス』へ移籍した、ほわほわさんの『とあるおっさんのVRMMO活動記』の2巻を読了したので感想まとめ(ネタバレあり)。

 

スポンサーリンク

あらすじ

冴えないおっさんによるVRMMOファンタジー、待望の第二弾!

新型VRMMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」において、マイペースなプレイスタイルで名を馳せつつあるフツーのゲーム好き会社員・田中大地。彼はアースという名の弓使いとして、相変わらずトンデモ武器や絶品オリジナル料理の開発に勤しむ日々を過ごしていた。

そんな中、満を持して新たなイベントが次々とスタートする。超極悪な罠とモンスター満載のダンジョン「死者の挑戦状」、未知の冒険が待ち受ける「妖精の国」。新天地を目指す冒険者達の熱狂をよそに、新装備を引っさげたアースは今日も我が道を行く――冴えないおっさんによるVRMMOファンタジー、待望の第二弾!

―アルファポリスの商品ページより

 

項目点

文章 6点
ストーリー 7点
独自性 6点
キャラ 6点
満足度 6点

合計:31点/50点満点

 

感想

前半は、新イベント「死者の挑戦状」。某商人が探検する「不思議なダンジョン」のように、入るたびに形が変わるダンジョン。

主人公のアースは、社会人プレーヤーということで、自分の好きなようにゲームを楽しむために、基本的にはソロプレイのため、たった一人での「死者の挑戦状」攻略に挑んでいく。

計30回以上のチャレンジの末にボス戦に到達するのだが、この失敗部分の描写はもっと詳しく書かれていてもよかった。

一方ボス戦は、これまでののほほんとした展開からは真逆の、熱いバトルが繰り広げられ非常に見応えあり。

 

後半は、新MAP「妖精の国」。 1巻でプレーヤーのサポートとして登場した妖精たちの国へ行けるようになる。

NPCのはずなのに、高性能なAIでプレーヤーと変わらない受け答えをする妖精たち。
アースは、一人妖精たちとお酒を飲んだり料理を振る舞ったりと、交流を楽しんだ。

VRゲーム系のラノベはプレーヤー同士の戦いやコミュニケーションが主体のものと、ゲーム内の住人たち(NPC)との交流が主体のものがあるが、本作は間違いなく後者。

「種族とか、国家の違いとかは、自分にはどうでもよくてね。手を取り合って歩けるか否か、それだけなんだよ。」

という主人公のセリフにとてもほっこりとした。

 

総合評価

【A】

中盤のボス戦に見応えがあったので、ぎりぎりのA評価。

ちなみに、本巻から主人公の特別感が加速していく。より一層好みが分かれるだろうが、のんびりプレイといいつつ、地味に熱いバトルやグッとくるセリフを叫ぶおっさんが私は大好きだ(笑)