月が導く異世界道中(8)【感想】

もともとは『小説家になろう』で連載していたが、書籍化&なろうの規約変更で『アルファポリス』へ移籍したあずみ圭さんの著書。

書籍版の8巻を読了したので感想まとめ(ネタバレあり)。

あらすじ

累計26万部突破!薄幸系男子の異世界ファンタジー、第8巻!!

早くも累計26万部! 薄幸系男子の異世界成り上がりファンタジー、待望の第8巻!

学園都市ロッツガルドの学園祭を彩る一大イベント、闘技大会決勝戦の直後、激闘を制した真の教え子達の前に、敗北したはずのイルムガンドが化け物へと変異して再び立ちふさがった。

彼の変貌を皮切りに街は化け物で溢れ返り、壊滅の危機に瀕するロッツガルド。学園の講師である真は、事態の収束と原因の究明を目指し、従者と共に行動を開始した――。

残念風雲児・深澄真、混迷を極める学都防衛に奔走する!!

―アルファポリスの商品ページより

項目点

文章 7点
ストーリー 8点
独自性 7点
キャラ 7点
満足度 7点

合計:36点/50点満点

感想

前巻の終盤で、悪質な不正をしていた大貴族の息子イルムガンドを無事に撃破した主人公の教え子たち。しかし、イルムンガルドは醜悪な怪物に変化し、時を同じくして都市の中にも化物が出現。街は大混乱に……。

主人公パーティーの戦力であれば、もちろん一瞬で解決できるわけだが、仲間の1人の巴から提案があった。「時代の名シーンを演出しましょう!」と。

あえてピンチを作ったうえで、颯爽と解決することにより、前巻で問題となっていた反対勢力の勢いを削ぐ作戦を決行。

人道的な意味で言えば非常に悪手ではあるものの、本作においては、市民の酷い蹂躙シーンなどもなく、主人公を中心としたシーン展開のため、「やっと戦闘力をアピールできるのか」と一安心。

もちろん、前巻で主人公を罵倒していた商人ギルドのトップも、主人公パーティーの強さを目の当たりにして自分の言動の不味さを思い知ることとなり、読者として前巻のフラストレーションを解消することができた。

総合評価

【A】

主人公の強さを周囲が理解することによるストレスの解消、山場に向かってストーリーが加速する期待感、ともに安心して読める内容。

やはり、チート過多の「俺TUEEE!系」なら、戦闘シーンに力を入れて欲しい。

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