月が導く異世界道中(7)【感想】

もともとは『小説家になろう』で連載していたが、書籍化&なろうの規約変更で『アルファポリス』へ移籍したあずみ圭さんの著書。

書籍版の7巻を読了したので感想まとめ(ネタバレあり)。

あらすじ

累計23万部突破!薄幸系男子の成り上がりファンタジー、第7巻!

早くも累計23万部!薄幸系男子の異世界成り上がりファンタジー、待望の第7巻!

本業である商人活動を気にかけつつ、ロッツガルドでの教師生活を満喫している真。いよいよ始まった学園祭、そしてメインイベントである闘技大会を前に、彼の教え子達のテンションも最高潮に達していた。

ところが、そんな空気に水を差すかのように、真とその生徒達に次々と災難が降りかかる――。

残念風雲児・深澄真が押し寄せる厄介事に立ち向かう!!

―アルファポリスの商品ページより

項目点

文章 6点
ストーリー 5点
独自性 6点
キャラ 5点
満足度 5点

合計:27点/50点満点

感想

5巻&6巻で端役程度に出演していたリミア王国の大貴族の次男坊イルムガンドが本格的に登場。主人公&教え子たちに喧嘩をふっかける。

トーナメント表の操作や装備の制限など、The・姑息な手を使ってくるが、教え子が無事に撃破。レベルだけでなく、技術的な進歩についても見せつける。

一方、ロッツガルドの商人ギルドに目をつけられてしまった主人公のクズノハ商会。呼び出しに応じてギルドの代表に会ってみれば、「輸送技術を明かせ」だの「根回ししてなかったからロッツガルドでの商売は辞めてツェーゲに帰れ」だの言いたい放題。

チートを持っているはずなのに、それが全く活かせておらず、かつ流されっぱなしの主人公に非常にフラストレーションが溜まる……。

EXTRAエピソードでは、巴が男勇者と、澪が女勇者と過去に遭遇していた話。

だんだんと緊迫してきたストーリー展開に対し、3分の1をEXTRAエピソードが占めるのはバランスが悪い。

Webで連載していたこともあり、各巻においての書籍版での違いを出すためなのだろうが、読む方としては流れをぶつ切りにされている感覚が強いので、短編集にまとめたほうが良い気がする。

総合評価

【B】

せっかくの教え子たちの戦闘も短く、かつ主人公の立ち位置に不安が残った。

学園都市におけるイベントの「起」となる巻だからこそ、もうすこし惹きつける工夫があっても良かったのではないか?

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