冴えない彼女の育て方(3)【感想】

ラノベだけでなくコミックやアニメ、ゲームなど、様々なメディアに派生している丸戸史明さんの人気シリーズ『冴えない彼女の育て方』の3巻を読了したので感想まとめ。

あらすじ

詩羽先輩との甘い一夜(?)を経て、無事我らが同人ゲームのプロットが完成。次は英梨々によるキャラデザなのだが…

「被告人に問います…なぜ急に髪型変えてきたの?」
「え~と…なんとなく、かな?」
「そんな理由で、あたしの作業量を倍以上に膨らまそうとしてるの!?」
「いえ裁判長!被告人は常々『キャラが立っていない』『あ、いたんだ』などと誹謗中傷を繰り返され、犯行当時は心神喪失の状態にあったとして無罪を主張…」
「別にわたし、そこまで言われなくても…」

加藤の髪型チェンジにより、混乱するサークルの面々。だがその裏で英梨々が引き抜き!?秘めた想いを胸に、夏が始まる。

―ファンタジア文庫の特設ページより

項目点

文章 6点
ストーリー 5点
独自性 6点
キャラ 7点
満足度 6点

合計:30点/50点満点

感想

表紙イラストを見る限り、だれがメイン?となりそうだが、1巻の「恵」、2巻の「詩羽」と続いて、3巻の主役は「英梨々」。

美術部のエースで学校ではオタクであることをひた隠しにしているが、実はコミケで同人誌を発売するような重度のオタク。

1巻から、いがみ合いつつ仲の良い、不思議な間柄の主人公と英梨々だったが、その関係性の一端が見えるのが本巻。

相変わらず会話のテンポの良さは秀逸。

冒頭の『逆○裁判』のくだりですら、笑いながら呼んでしまう。

また、今後のストーリー上、非常に重要になってくるであろうライバル的存在も登場し、「早く次の展開を読みたい!」と思わせてくれる。

ただ、とあるキャラの「オタク」という文化の捉え方や、英梨々の想いについては賛否が分かれるかもしれない。

なぜ「オタク」であることを明かさないのか。過去に何があったのか。主人公はなぜ、自他ともに認める「オタク」へと至ったのか。

読了後、すこしモヤモヤとしたものが残った巻だった気がする。

総合評価

【B】

3人のヒロインを一通りメインで扱い、今後のライバル的な存在も登場し、「準備はできた」という印象。

いよいよゲームサークルが始動する次巻を早く読みたい!(というか読む)

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