ガンゲイル・オンライン(2)(3)【感想】

川原礫さんの人気シリーズ『ソードアート・オンライン』のファントム・バレット編のVRMMO《ガンゲイル・オンライン》を舞台としたスピンオフ作品の2巻と3巻。

前後編ということで、2冊一気に感想まとめ(軽いネタバレ有り)。

あらすじ

第2巻(前篇)

突如、全ての“GGO”プレイヤーにアナウンスされた、第二回スクワッド・ジャム。
知らせを受けた第一回大会優勝者のレンこと小比類巻香蓮だったが―あまり気が乗らない様子。そんな中、香蓮に忍び寄る、謎のストーカー男が口にしたのは、こんな言葉だった。「第二回スクワッド・ジャムの夜に、人が死にます」敵として出場するピトフーイを“SJ2”内で倒すことでしか、“最悪の事態”を避けられないという男。香蓮は苦悩の末、大会への参加を決意するのだが…。
『キノの旅』コンビが贈るもう一つの『SAO』、第二弾が登場!

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第3巻(後編)

“リアル世界のピトフーイの死”をかけて戦う第二回SJ。
最悪の事態を回避できる唯一の方法は、レンの手によってピトフーイを殺すことだった…。参加を決意したレンは“ALO(アルヴヘイム・オンライン)”からコンバートした地元の親友・美優とタッグを組み、次々と強敵をなぎ倒していく。一刻も早くピトフーイのもとに辿り着こうと焦るレンたちをよそに、鬼のような強さと狂気をみせるピトフーイは「死」を愉しむかのように参加チームを壊滅させていき―。
果たしてレンはピトフーイを救うことが出来るのか?79,408発の弾丸が乱れ飛ぶ緊迫&白熱のクライマックス!!

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項目点

文章 5点
ストーリー 7点
独自性 6点
キャラ 6点
満足度 6点

合計:30点/50点満点

感想

「ソードアート・オンライン」というデスゲームに囚われた人の姿を描く原作に対し、それに参加できなかった人の姿を描く本作「セカンド・スクワッド・ジャム編」。

第1巻では序盤のみの登場で、後半は空気になっていたピトフーイが参戦するとともに、味方であった大盾持ちのスナイパーであるエムもピトフーイのチームとなり、強大な敵として主人公レンに立ちふさがる。

「昨日の友は今日の敵」な展開はもちろん、現実世界において射撃技能を持っていることで、ゲーム内の戦闘を有利に進めることのできる強敵相手にどうやって戦うのかと思っていたら、スポ根マンガのような熱い展開が待っていて良い意味で予想を裏切られた。

武器を揃えるために仲間と協力して何日もダンジョンにこもったり、戦略を練ってその通りにバトルが展開するように努力したりすることこそ、ゲームの醍醐味といえる。

バカでっかいスナイパーライフルを構えるシーンは、思わずニヤリとしてしまうだろう。

総合評価

【B】

第1巻に引き続き、丁寧な銃撃戦の描写とストーリー展開は安心して読むことができる。

地の文にもう少しスピード感があればAに食い込めるかな~といった印象。

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